INTERVIEWEE

株式会社ZOZO Yahoo!プロジェクト推進室 ディレクター 山口琢也氏

アパレルメーカー勤務を経て、2012年スタートトゥデイ入社(現ZOZO)。約8年間、ZOZOTOWNにご出店いただいてるブランド様の窓口部署にて営業を担当。2019年のZホールディングスとの資本業務提携にあたり、Yahoo!プロジェクト推進室の業務に従事。

 

TEAM PROFILE

Yahoo!プロジェクト推進室

2019年11月にZOZOがZホールディングスの子会社化した際に新設された部署。「ZOZOTOWN」の「PayPayモール」への出店をはじめ、ZOZOとヤフーのシナジーを生み出すためのプロジェクトを遂行している。

エンゲージメント解析ツール「wevox」を活用し、“これからのマネジメント”を実践する人々にフィーチャーする「Next Management with wevox」。

今回は「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOのYahoo!プロジェクト推進室ディレクター山口琢也さんに話を伺いました。風通しのいいチームを目指す山口さんは、wevox導入以前から部下とのコミュニケーションを重視してきました。しかし、wevoxによるエンゲージメントスコアの変化を見ていく中で、マネジメントに対する意識が変化したと言います。チームをさらに強くするサイクルを生み出した、山口さんの気付きとは何だったのでしょうか?

wevoxの第一印象:風通しが良くなる期待と点数を付けられるドキドキ感

―wevoxの利用が始まったとき、山口さんは以前いた部署でマネージャーを務めていました。導入について聞いたとき、どのように感じましたか?

ポジティブな面で言えば、メンバーの気持ちや状態が可視化されることで、これまでよりさらに風通しのいいチームづくりができるな、と感じました。一方で、マネージャーとしては「点数を付けられることへのドキドキ感」を抱いていた面も正直なところありました。「みんなちゃんと真面目に答えるのかな」といったことも考えていたのを覚えています。

―実際にエンゲージメントスコアを見て、どうでしたか?

最初のスコアは、特に比較対象もないので「こんな感じなんだ」ぐらいで受け止めていました。ただ、回数を重ねて、スコアが上がったり下がったりする変化を見て、「なるほど、こうやってチームの状態が可視化されるのか」としっくりきたんです。上がればうれしいですし、下がれば原因は何だろうと考える。サーベイを重ねていくごとに「エンゲージメントが下がっているから、何かアクションを取らなきゃ」という意識が高まっていきました。

wevoxで見つけたチームの課題::「チーム」をマネジメントする意識が芽生えた

―エンゲージメントスコアがきっかけで気付いた課題はありましたか?

自分自身のマネジメントの意識が「個」に寄りすぎていたかもしれない、という気付きは得られました。wevoxでは、チーム全体の状態が総合スコアとして可視化されます。したがって、個々人にいくら丁寧にマネジメントをしていても、それがチームとして機能していなければスコアは上がっていかない。

個々人のマネジメントはもちろん大切なのでこれまで通りに行う一方で、「チーム」の士気を高めることにももっと向き合わないといけないのではないか。そうした課題にエンゲージメントスコアが気付かせてくれました。

課題解決のためのアクション: 横の繋がりを強化するコミュニケーションを意識

―そうした課題を解消するためにどのようなアクションを取りましたか?

横の繋がりを強化するコミュニケーションを意識して取るようにしました。例えば、以前いた営業の部署では、個々人が担当するクライアントに応じて、様々な課題を抱えていました。そうした課題に対して、メンバーと私という縦の関係性だけで向き合うのではなく、メンバー同士で課題を共有し、アドバイスをし合うMTGを設けたのです。

こうした場を設けることによって、個が抱える課題をチームの課題として捉えるようになり、チーム全体で対応し、強くなっていこうという意識が芽生えてきました。

―すばらしいですね。とはいえ、せっかく課題を共有する場を設けても、活発な意見が出なくてシーンとしてしまう…なんてことも考えられます。

そうですね、最初は理想的な形での話し合いはなかなか難しいとは思います。しかし、回を重ねるごとにメンバーも慣れてきて、いろいろと意見を出してくれるようになります。ですので、まずは何より継続することが大切です。特に最初は大なり小なり「やらされ感」が漂ってくると思いますが、そこはマネージャーとしてグッとこらえてください(笑)。メンバーも初めてのことでぎこちないだけだったりしますし、想定通りいかないからと、すぐに止めてしまわないことが重要です。

―継続はどのような施策においても大切ですね。

それから、もう1つ重要なのが、そうした議論の中で、個々のメンバーの「強み」をしっかり見つけてあげることです。データを分析するのが得意なメンバーだったり、ナレッジを他部署に展開するのが上手いメンバーだったり、それぞれの強みとなる個性が議論を通して見えてきます。そうした強みをマネージャーが理解して、思い切ってまかせられる仕事はまかせてしまう。まかせられた本人は自信が付きますし、「得意な武器」としてそのスキルをより伸ばしていけますよね。課題共有のMTGを、ただ課題を解決する場だけで終わらせず、やりがいや成長機会に繋がるサイクルにできたのは、マネージャーとして良い経験になりました。

wevoxがマネジメントに及ぼすメリット:自分に足りないものを教えてくれる

―wevoxは自身のマネジメントにどのようなメリットを及ぼしていますか? 

私はwevoxが可視化してくれるスコアを、「自分に足りないものを教えてくれている」と受け止めるようにしています。ですから、一番のメリットとしてはマネージャーとして足りないことを知れて、アクションを取りやすくなることですね。

―なるほど。でも、自分にとって足りないものを知るのって、辛くないですか…?

はい、それなりの覚悟はいりますよね(笑)。でも、足りないことに気付かずに、チーム状態が悪くなる方がマネージャーにとってはデメリットが大きいです。気付けて良かった、さあ何かアクションを取ろう、と前向きに考えることが大切ではないでしょうか。

それと、スコアの上がり下がりに一喜一憂しないことも大切ですね。もちろん下がったら気にした方がいいんですけど、不必要に落ち込むこともないと思いますし、ちょっと上がったからといって浮かれるのも違う。

スコアの変化によって、自分自身に足りないこと、そしてチームの状態を把握してアクションを取る。そのアクションをより適切なものにするために、しっかりと部下を観察して、信頼関係を築いていく。こうした良いサイクルを生み出すために、wevoxは非常に役に立つツールだと思います。

私にとってのwe are the team:働きやすく、風通しのいいチーム

―現在は、新型コロナウィルスの影響でリモートワークを行っているそうですが、何か影響はありますか?

こうした状況においては、マネージャーは見えない不安からついつい管理を強めてしまいがちだと思います。気持ちとしては理解できるのですが、部下からすれば常に監視された状態で働くのは嫌ですよね。だから、特段ミーティングの数を増やしたり、報告の頻度を増やしたりといったことはしていません。

マネージャーとしては、リモートでもメンバーが気持ちよく働ける時間をどうすれば増やしてあげられるかを意識しています。そのために、特に大事にしていることが「小さい困りごとでもいいから、いつでも声を掛けて」と常々メンバーに伝えることです。そうしたオープンマインドの姿勢を見せ続けることで、メンバーの心理的な安心感も高まり、自分の仕事に集中でき個々人のパフォーマンスも上がると思います。

―確かに、そうした姿勢を常々伝えるのは大切ですよね。最後に、マネージャーとしての理想のチームのあり方について教えてください。

理想は、メンバーが働きやすくて、風通しのいいチームであり続けることです。マネージャーの役割は、会社に対してはミッションをクリアする責任を負い、部下に対しては働きやすくて風通しがいい環境を用意することだと思っています。そのうえで、チームとしてどう結果を出していくか。Yahoo!プロジェクト推進室はZOZOとヤフーのシナジーを生むことをミッションとするとてもチャレンジングなチームです。これからより大きな成果を生み出すために、常にメンバー同士で手を取り合いながら前に進めるチームでいられるよう、努力し続けたいです。

ABOUT COMPANY企業情報

株式会社ZOZO

主な事業: 日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の運営
設立年月日: 2001年8月7日
従業員数: 101名(2018年10月1日現在)

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