こんにちは!DIO編集部です。

2020年4月28日(火)、チーム作りにまつわる様々な企業様の具体的な事例を共有するTeamwork Sessionをオンライン開催しました。実際にwevox利用企業の方をゲストにお越しいただき、LT(ライトニングトーク)で具体的な活用&施策事例をお話いただきました。当日のお話の内容を全文レポートで余すことなくお届けします!

株式会社野村総合研究所(NRI) 大塚哲也氏

NRIの大塚です。本日はよろしくお願いします。弊社のwevox運用のお話をさせていただく前に、まずは自己紹介をさせていただきます。

弊社は、お客様の事業ドメインごとに事業本部が分かれていて、私は資産運用ソリューション事業本部に所属しています。その中でもいくつか部署は分かれているのですが、私は現場の各部を横断して働きかける業務管理室という部署に所属しており、人材開発や組織開発を担当しています。元々は現場でエンジニアをしていましたが、社員がどうやったら活き活きと働けるかにずっと興味を持っており、コーチングなどを自己研鑽で学ぶうちに「組織開発」にたどりつきその後も自分のチームで組織開発に近い働きかけを行ったりしてきました。上司などへもっと本部全体に良い影響を与えていきたいというキャリア相談をした結果、今の部署に配属されて、現在社員一人ひとりが「心の底から仕事が楽しい」と思える組織の実現のため仕事に取り組んでいます。

過去2年間は、外部の組織開発コンサルタントに入ってもらい約半年間の組織活性化プロジェクトを行っておりました。プロジェクト参加を挙手制にして、希望する部署に参加してもらいました。コンサル会社に提供していただいたツールを使って、組織状態を診断して、打ち手を考えて改善アクションを実行した結果、参加した部署内で組織改善への意識が高まりプロジェクト参加前後で組織診断結果も大きく改善する部署もありました。しかし、半年のプロジェクトが終わってしまうとただでさえ現場のマネジメントに忙しいマネージャーの方々もつい目の前の仕事への対応に追われプロジェクト期間中ほど組織開発に関われていないという、「強制力が弱まると、実行力も合わせて下がる」という課題を見つけました。加えて、年に1回だけのサーベイだと環境変化に対応しきれない(1年の間に構成メンバの入れ替えなどもあり1年前の結果と比較しづらく診断結果を有効に使えない)、また効果とのトレードオフとも言えるかもしれませんが外部コンサルに頼り過ぎると純粋にコストが高いという課題も合わせてその時に認識しました。

この時に「主体的な組織開発力を獲得」する必要があると考えました。自分たちで考え、自分たちで組織開発を実行できる組織を作らないといけないと思いました。そのタイミングで始めたのが、wevoxでした。

最初に、昨年4月に社内の2チームにwevoxを導入しました。初期設定からサーベイ配信、振り返りを、各グループマネージャー(以下:GM)に伴走する形で私がサポートについて、こちらの図のようなサイクルを回しました。

  

サーベイ配信をして、組織状態を可視化して、それを元にGMとどういう組織改善をしていくかについて打ち合わせをしました。これまで個人的にコーチングを勉強していましたので、それが活きていた気もします。合わせてメンバーにもヒアリングをして、ワークショップを行うなど施策を実行しました。

2回目の運用は、去年の11月。社内3チームに加え、グループ会社での導入も検討し始めました。ここではまずチームのビジョンとミッションを決めることに。GMとコミュニケーションをとっていると、「そういえば会社のビジョンはあるけど、チームのものはないな」という声を拾いました。ですので、まずチームビジョンをメンバー全員で考えるワークショップを開きました。メンバーから「チームの目指す先、ゴールはトップであるGMが決めるべきと思っていたけど、今回トップの大変さがわかった」という感想をもらったのを覚えています。

また、チームビジョンを作っている時に、「お互いのことまだ詳しく知らない」という声も挙がりました。相互理解の必要性を感じ、12月にwevox values cardを使った価値観共有ワークショップを行いました。そして最後、今年の1月に理想のチームを作っていくために、どういう行動を取っていくべきかを考えるワークショップを行って、今はそれを実行しているというフェーズでございます。

ここで社内の3人のGMに事後アンケートをとったので、彼らの声を紹介したいと思います。組織マネジメントに伴走者をつけるという今回の形はポジティブな意見をいただきました。また、「月1でサーベイを取って、サイクルを回していくというやり方がNRIという組織にマッチするか」という質問に対しても、概ねポジティブな回答はもらえたのですが、「マネージャーが組織改善の必要性を理解していないとあまり意味をなさない」という声があったのが印象的でしたね。その通りで、初期の段階に伴走者をつけることで、推進者の目的意識を高めることが重要だと感じました。合わせて、対話の数を増やしてチームの結束を強めることも有効なのかなと思っています。

 

現在、コロナウイルス感染拡大防止のために、リモートワークが増えている影響で、雑談などの対話が減ってきています。昨年からのwevox運用で対話の重要性がわかり、機会が増えてきたので、今後どのような形で対話の数を担保していくかを日々考えています。

「コロナでそれどころじゃない」という声も一部挙がっていますが、引き続き社外の組織開発担当の方と知見をシェアしながら、今の環境に適応した新たな組織マネジメントスキルを獲得していきたいです。そして、NRIの組織に合った組織改善、マネジメントの手法を確立して、ゆくゆくは本部全体にwevoxを活用しての「自発的な組織開発力獲得/向上」の取り組みを拡げていきたいと思っています。本日はありがとうございました。

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