INTERVIEWEE

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)
プロダクト開発本部 副本部長 河原亮介氏

2008年に新卒でDACに入社。「AudienceOne®」や「DialogOne®」の新規立ち上げなど多数の開発プロジェクトに携わる。現在は、開発責任者として従事しながら、4月より現職にて本部運営や人材育成などにも注力している。

TEAM PROFILE

プロダクト開発本部

DACが提供しているサービスの開発や解析、運用を行う本部は15の部署で構成されている。河原氏は、DMP「AudienceOne®」の開発を行う第一技術開発部とメッセージ管理ソリューション「DialogOne® for LINE」を開発する第二技術開発部のマネージャーを兼任。また今年4月から副本部長も兼任。

エンゲージメント解析ツール「wevox」を活用し、“これからのマネジメント”を実践する人々にフィーチャーする「Next Management with wevox」。

今回はデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)のプロダクト開発本部の河原亮介さんにお話を伺いました。本部内に全部で15あるうちの2つの部署でマネージャーを務めてきた河原さん。2020年4月から副本部長との兼任を始めた河原さんは、「組織づくりの取り組みを本部全体に拡大していきたい」と話します。具体的にどのような取り組みをされてきたのでしょうか。

wevoxの第一印象: 今までの取り組みの結果が定量化されて出てくる

―wevoxの導入以前のお話を聞かせてもらえますか?

河原:これまでずっとマネージャーとして、社員にエンゲージメント高く働いてもらう重要性を感じていました。2つの部署を担当していて、見るべきメンバーが多い分、何かマネージャーとして、業務のマネジメントだけじゃない、それ以上の動きをしなくてはいけないと思い、自分なりにセミナーに参加したりしていたんですね。学んだことをもとに、ワークショップを開いたり、自分なりに組織を活性化させるために動いていたんです。でも、組織の活性化って結果がわかりにくいじゃないですか。自分の取り組みがどういう効果を発揮したのか、メンバーの状態がどう変わったかを正確に把握できない。そういう課題をずっと抱えていたところ、wevoxに出会いました。

―wevoxはどのように知ったんですか?

子会社が先行してwevoxを使っていたんです。wevoxを使った組織づくりの取り組みを共有してもらう機会があり、「これ、いいな」と直感的に感じたのを覚えています。

―どういう点に惹かれたんですか?

エンゲージメントスコアという形で、組織状態が定量化される点ですね。自分のマネージャーとしての取り組みが数字で分かるじゃないですか。自分が抱えていたモヤモヤを解消してくれるツールだと確信しました。そのまま会社に掛け合って、導入を決めたんです。

wevoxで見つけたチームの課題:1on1では掴めなかった「健康」「理念戦略」に課題が

―最初のサーベイのことを覚えていますか?

覚えてます。意気込んで導入したものの、スコアが低かったらどうしよう、と正直最初は緊張しましたね。他と比べて、僕がマネージャーを務める部署は、組織づくりのための取り組みを多く行っていたんです。「一番低かったら落ち込むだろうな」と思っていました(笑)。

―結果はどうでしたか?

全体のスコアは、他の部署と比べて一番高かったです。完全に杞憂でしたね(笑)。今までやってきたワークショップやセミナー参加は無駄ではなかったんだ、と安心しました。

―それはよかったです。何か課題は見つかりましたか?

「健康」と「理念戦略」のスコアが低かくて、正直意外でした。メンバーの状態を把握するために、wevox導入以前から行っていた1on1では全く課題として認識できていなかった2つだったんです。ただ同時に、自分の感覚値では把握しきれない課題までwevoxは教えてくれて、心強く思いましたね。

課題を解決するためのアクション: チーム力をあげる施策を新たに開始

―新たに出てきた課題に対して、どのような取り組みをされたのですか?

「健康」のスコア関しては、一朝一夕にはいかないとは思いつつ、ナレッジシェアの取り組みを行いました。まず部会でスコアを共有し、部署内のストレス耐性が強い人や、健康管理が得意な人に全体の前で高スコアのコツを話してもらいました。一気にスコアが上がるみたいなことにはならなかったんですが、じわじわ効果は出てきていますね。

―「理念戦略」についてはいかがですか?

「理念戦略」のスコアは経営陣の動きも関わってきますし、マネージャーである自分が全部解決できる問題とは思っていなかったんですけど、僕の立場でできることをやろうと思いました。具体的な取り組みとしては、月に1回本部全員が集まる機会で、幹部と僕で、組織全体の今後についてパネルディスカッションをしましたね。これはけっこう好評でした。会社に対する当事者意識を持てたメンバーも多かったようです。

―他にもwevoxのサーベイ結果をもとに行った新しい取り組みはありますか?

僕の部署には、業務委託のメンバーが社員と同じくらいの数いるんです。色々なバックグラウンドを持ったスキルの高い人たちがたくさんいて。でもやっぱり社員と業務委託の壁と言いますか、やっぱりお互いものを言いづらかったり、遠慮してしまうじゃないですか。チームをもっと機能させるためには、この課題も乗り越えなくてはいけないなと思い、ヘリウムリングを使ったワークショップを行いました。

ヘリウムリングのワークショップを通じて、チームとは何かを学び、体験する機会を作った

―楽しそうですね!

あとは目標設定の際に行っている施策として「トップテンプランナー」というものがあります。メンバーが自分の仕事と思っていることと、上司が期待していることにギャップってどうしても生まれるじゃないですか。そのギャップを埋めて、個人としてもチームとしても納得できる目標を作るための取り組みです。

この写真の通り、僕がメンバーに期待していること、部下が自身のやるべきことと思っていることを、ポストイットを使って優先順位をつけて並べるというワークをやったんです。このワークを通じて、お互いの期待値をすり合わせることが目的です。

―期待値にズレが生じた場合はどうするんですか?

お互いのポストイットに書いたことの背景を説明し合うんです。メンバーは「こういう理由でこれを大事だと思った」、私からは「こういう期待をもとに書いた」といった内容で話します。これを全員のメンバーと行いました。

wevoxがマネジメントに及ぼすメリット: 反応を数字で見ることでメンバーの状態を正確に把握できるように

―どれもチーム力の向上に繋がりそうなものばかりです。wevoxを使うことで、ご自身のマネジメントにどのようないい影響がありますか?

マネジメントの取り組みの効果が分かるのはマネージャーにとっては大きなメリットですね。自分が行ったアクションが、組織にどういう影響を及ぼしたか、上から組織状態を聞かれたときにも、数字をもとに正確に伝えられるようになりました。

やっぱり1on1といったコミュニケーションで「あの取り組みどうだった?」「最近状態どう?」と聞いたところで、100%正確な反応って得られないと思うんです。忖度のような要素も入ってきてしまう。それがwevoxだと正しい反応を知ることができますね。

―正確に状態を把握できる、と。なるほど。

また、アクションの質にも貢献していると思います。wevoxをもとにいろんな取り組みを始めて、もちろん今までやってきたことも継続しているんですけど、しっかり結果が定量化されて出るので、いいPDCAサイクルが回せるようになりました。

we are the teamになるために: 「自律的なチームづくり」を拡大していきたい

―ありがとうございます。これから河原さんがどういうチームをつくっていきたいですか?

マネージャーになって以来ずっと「自律的なチーム」に向けて組織づくりを進めてきました。メンバー全員がチームに当事者意識を持って、悪いところも自分たちで直していく、そしてみんなで前進していく。まだまだ、そういうチームにはなれていないと思っているので、これからも取り組みを継続していきたいです。

また、今年の4月から全体の副本部長も兼任するようになって、前みたいにメンバーと直接コミュニケーションを取るのが難しくなってきたというのが正直なところです。なので、次のマネージャー候補を育てていきたいですね。今徐々に権限委譲も進めていて、一緒に部署のスコアを見て議論をしています。

―全体の副本部長と今の2つの部署の兼任の意気込みを最後にお聞かせください。

今までは第一技術開発部と第二技術開発部だけを見ていたのが、全15部署を見るポジションになりました。なので、今まで僕がマネージャーとしてやってきたチームづくりの取り組みを、他の13部署に広げる動きもしていきたいです。特定の部署だけが組織状態がよくて、他は悪いという状態を決して作らないよう、「自律的なチームづくり」を拡大していきたいと思っています。

ABOUT COMPANY企業情報

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)

主な事業:メディアサービス事業・ソリューションサービス事業・オペレーションサービス事業 設立年月日: 1996年12月2日
従業員数: 単体:1,388名(2020年6月30日時点)

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