エンゲージメントが高いチーム(※)の秘訣を探る、DIO STORY。今回は「人材と企業をもっとマッチングッドさせていきたい」という想いのもと、人材業界のプラットフォーマーとしてより良い雇用を生み出す社会の創造に挑戦しているマッチングッド株式会社、開発部のリーダーを務める尾越 一輝さんにお話を伺いました。

※ エンゲージメント計測サーベイwevox(ウィボックス)にて測られたエンゲージメントスコアが81点以上(100点満点)のチーム。(wevoxにて計測されたエンゲージメントスコアの上位1%に当たる。)

自分よりも年齢が高く、入社歴が長いメンバーが多い

– まずは、尾越さんが所属されている開発チームについて教えてください。

私のチームでは、弊社が提供している人材会社向けのパッケージシステムや、人材会社のポータルサイト「キャリレポ」を開発しています。
7人のメンバーで構成され、その中で私は4番目に入社しています。
また、私より年齢が高い人の方が多いので、人生においても会社においても私より経験しているメンバーが多いチームのリーダーをさせてもらっています。

– リーダーとして日々意識されていることはありますか?

大きく3つあります。

1つ目は、人によって対応の仕方を変えること。
2つ目は、私にとって理解できないような行動を相手が取っていたとしても、最初から否定はせず何故そうしたのか質問すること。
そして3つ目は、私の考えを押し付けて動いてもらうのではなく、自身で考え判断してもらい、思い切って任せるということです。

今のチームのリーダーをさせてもらうことになった時に、どうすればいいのか考えました。代表にも相談させてもらった結果、今はこの3点をとにかく意識しています。

挑戦を賞賛し、全員がフォローし、承認し合う

– wevoxのスコアに成果が現れていますね。具体的な取り組みとはどういったものなのでしょうか?

まず重要視していることは裁量です。
メンバー自身がやったほうが良いと思っていることや挑戦したいことは徹底的にアウトプットしてもらっています。
特段大きな問題がなさそうなら、とりあえずやってみましょう、というスタンスで本人に任せることがほとんどです。
費用が発生する意思決定には承認のフローがありますが、それ以外に関しては全て任せており、一人ひとりが責任を持って対応してもらうようにしています。

– 任せたが思うような結果を出すことができなかった、ということはないのでしょうか?

それはほとんどないですね。
私のチームでは全員が手軽に相談できるようにslackを活用しています。
具体的には、slackにメンバーそれぞれの専用チャンネルを作り、困ったことがあれば気軽につぶやく、というものです。メンバーの1人が「これはどうすればいいのか」「こんなことで困っている」とつぶやくと他のメンバーが「これでできますよ」と返信をします。メンバー全員に協力する文化があるので、困っている本人も気軽に呟くことができます。
たまに全員分からなくてどうすれば良いんだろうか…ということもありますが(苦笑)

– 呟きで発信ができるのは、気兼ねなくていいですね。その他に何かありますか?

メンバーそれぞれの取り組みを共有し合う場を設けています。
週に1回集まって「この機能が追加されました」ということや「この問題が改善されました」などを共有するのですが、併せて「お疲れ様でした!」「ありがとうございます!」といったことを伝え合えるような場にしています。

また、勉強会を週1回実施しています。
メンバーから集めた「こんなテーマについて知りたい」という意見をもとにテーマを設定し、それぞれの知識をアウトプットしたりインプットしたりできるようにしています。

これらの具体的な取り組みの一つ一つは、奇抜なものであるというより、とても基本的なことだと思っています。ただ、裁量を与え、困っている時にはフォローし、成果を認め、得た知識を共有する、というポジティブなサイクルが回り続けることによって、チームはどんどん強くなっていくのだと実感しています。

成果に対して一人ひとりが率直に意見が言える

– 今後どのようなチームにしていきたいですか

心理的安全性の高いチームにしていきたいと思っています。
以前私は2000人規模の会社に勤めていました。その会社では、成果に対してではなく建前で議論をする印象があり、もどかしく思っていました。その貴重な経験があるからこそ今のチームでは、成果に対してメンバー一人ひとりが熟考し、率直に自分の意見が言い合えるチームにしていきたいですね。

– 尾越さん、ありがとうございました

取材を終えて

裁量を持って仕事に取り組むことができ、それを称賛し合えるような「環境づくり」や、自分の思いをすぐに発信することができるslackチャンネルの活用など、「一人ひとりが行き詰まらない仕組みづくり」など、チームビルディングをする上で欠かせない基本的な土台を、実直に実践するということが、改めて大事であると感じたインタビューでした。

時代の流れもあり、奇抜なアイディアや施策の情報が注目されはじめていますが、まずはしっかりとしたチームビルディングを取り入れ、仕組み化することがベースとしてあるからこそ、そういった施策がより効果を出せる状態を生み出すでしょう。

チームビルディングの土台作りや、仕組みづくりのお手伝いや、施策の効果を図る指標を提供し、より良い組織を増やせるよう、引き続き尽力してまいります。