挑戦する風土を醸成するには、社員から新規事業のアイデアを募集するのがいいでしょう。
リクルート社には、新規事業のアイデアを社員から募集する制度があります。1982年から新規事業コンテスト「NewRING(ニューリング)」が開催されており、ゼクシィやホットペッパー、カーセンサーなどのサービスもこの募集から生まれたのだそう。
2014年には「Recruit Ventures(リクルートベンチャーズ)」という、新規事業開発プログラムにリニューアルされました。年に1回のコンテスト形式から、月に1度審査があるエントリー制になり、応募機会が増えたそう。1次審査を通過すれば、業務時間の20%を新規事業の提案に使えるようになっています。
Recruit Venturesの目的は「10年後の事業の柱になりうる新規事業を生み出す」ことなので、アイデアコンテストで終わらないよう、事業化をサポートする体制も整っています。事業化されたサービスには、資金提供だけでなく人材やネットワーク関連の支援がされます。
チャレンジする姿勢を引き出すには、社員のアイデアや提案を受け入れる機会を用意することです。新規事業やサービスなどのアイデアをメンバーから募集したり、改善提案などができる仕組みを考えてみましょう。