なぜ、wevoxがスクールを? Engagement Run! に込められた 「いい組織は実践から生まれる」という信念

2020年12月、日本では類をみないエンゲージメント向上スクール「Engagement Run!」がスタートしました。wevoxユーザー向けに、エンゲージメント向上に必要な知識やノウハウを、体験型セミナーによって提供していくこのスクール。なぜ、このタイミングでwevoxがスクールを開講したのか。その経緯や思いをセミナーで講師を務めながら、スクールの企画・運営も担う3人が語ります。

目指すのは、「実践」が生まれる学びの場

―まずは、「Engagement Run!」とは何か教えてください。

平井:Engagement Run!は、エンゲージメントを高めていくために必要な知識やスキルを習得できるエンゲージメント向上スクールです。特徴的なのが、ただ知識を得るだけでなく、参加されるみなさんがそれぞれの社内で実践まで行えるように、カリキュラムを構築している点です。

森山:「座学で終わらない」ことを徹底して意識して、このスクールでの体験を設計しています。例えば、セミナー内では頻繁に参加者に問いかけをすることで、自ら考えて発言をしてもらいますし、お題を出して社内で実際に行動を起こしたり、組織開発についてじっくり考えてもらうことを重視しています。「Run!」という言葉も、実行をする、実際に行動を起こしていく、という意味が込められているんです。

平木:そして、実践したことを振り返り、他の参加者と共有することでフィードバックを得られる「Share Room」という交流イベントも実施しています。学び、体験し、振り返りをする。このサイクルを繰り返すことで、エンゲージメントを高めるリーダーとして成長していただくことを目指しています。

―ただ話を聞いて、勉強するだけではないということですね。

平井:そうですね。いくら知識を蓄えても、実行に移さなければエンゲージメントは高まりません。

森山:ただ、その実行の部分で多くの企業が悩んでいる事例をこれまでも見てきました。そこをなんとか支援できないか、と考えて立ち上げたのがEngagement Run!になります。

―立ち上げの経緯をもう少し詳しく教えてくれますか? なぜ、エンゲージメントを可視化するwevoxがスクールを立ち上げたのか。

森山:私たちが2017年にwevoxをリリースしたとき、エンゲージメントという概念は今ほど浸透していませんでした。それでも、私たちはこれからの組織開発において、モチベーションや従業員満足度のように一方向ではなく、「現場と経営」、「上司と部下」など双方向の関係を表すエンゲージメントが必ず重要な指標になると信じて開発を続けてきました。

こうした考え方に共感し導入いただく企業は年々増加し、おかげさまで今では三井住友銀行様やKDDI様などの大手企業をはじめ、1690社以上(2020年12月時点)に導入いただいています。

平井:今は、組織開発に携わる人において、エンゲージメントという言葉はかなり浸透しているように感じます。さらに、2020年にはコロナ禍の影響でテレワークが普及したこともあり、より社員同士の繋がりを意識するようになりました。

森山:社会的な流れとしてエンゲージメントが浸透し、意識が高まっていることは喜ばしい一方で、「じゃあ、wevoxを使っている企業がどれだけエンゲージメント向上の取り組みを行えているか」という課題は常に抱えていました。

平木:そうした課題に対して、これまで私たちも、カスタマーサクセスを中心に無料セミナーや活用事例記事、動画やスライドでの学習コンテンツなどさまざまな方法で支援を行ってきました。多くの導入企業には、こうしたコンテンツを活かしながら、エンゲージメントを向上させる成功事例を生み出していただいています。

ただ、企業の規模や組織形態によっては運用担当者がどれだけがんばっても、現場まで取り組みが浸透しないケースがあるのも事実です。また、「エンゲージメントに関するもっと深い知見を知りたい」という積極的なニーズもいただいていました。

平井:エンゲージメントは比較的新しい概念なので、体系的に学べる場はまだまだ少ないのが現状です。であれば、エンゲージメントサーベイツールとして、日本で先行してエンゲージメントと向き合ってきた我々の知見を、もっと深いレベルかつ実践型で学べる場があってもいいのではないか。そうした場で、もっと多くの人がエンゲージメントを知り、実践できるレベルになってもらうことで各社の組織開発が活性化するのではないか。そういう考えから、Engagement Run!を立ち上げたのです。

今現在の知識やスキル、経験は全く問われない

―なるほど。どういう人がこのEngagement Run!に入るといいのでしょうか?

平井:wevoxの運用担当者はもちろん、管理職のみなさん、現場でwevoxの運用推進を任されている「wevoxアンバサダー」と呼ばれる人たちには積極的に参加してほしいですね。もちろん、そうした方々以外でも組織開発に興味がある人、もっといいチームにしていきたいという強い気持ちを持っている人にもどんどん入ってきてほしいです。

平木:「実はwevoxはそこまでたくさん触れてない…」「エンゲージメントは聞いたことあるけど、いまいちわからない…」という人でも安心して入ってきてほしいですね。今現在の知識やスキル、経験はまったく問われません。最初にオリエンテーションを用意しており、そこで課題感を整理して目標設定を行います。我々講師陣も、みなさんの現状や組織状態を把握したうえでセミナーを進めていくので、きっとそれぞれにあった「ヒント」を手に入れられるはずです。

森山:今、平木が「ヒント」と表現したように、決して「答え」を教える場所ではないことだけはご理解いただきたいと思っています。組織状態は100の組織があれば100通り違いがありますし、時期によって変化もしていきます。それに対して、我々がすべてに適応する答えを用意することは不可能です。

平井:これは、私がEngagement Run!のセミナーで話している内容でもあるのですが、世の中に存在する問題には「技術的問題」と「適応課題」の2種類が存在していると言われています。技術的問題は「テレワークのためにzoomを使う」といったように、何か道具や仕組みを用いて解決できる問題を指します。

多くの方が組織にまつわる問題を、こうした技術的問題と捉えてしまっているのですが、それは違います。組織の問題の多くは、明確な解決策が用意されているのではなく、その時々の組織状態やそこにいる人々にとって最適な適応方法を探っていく適応課題なのです。

―適応課題だから、「答え」はない。答えを教えようにも教えられない、ということですね。

平井:そうです。ただ、それだけではみなさん「じゃあどうすればいいの?」と思いますよね。そのためにEngagement Run!では、こうした適応課題に対応するための知恵や思考法、肝となる「組織状態の把握」のためのwevoxの応用的な活用方法などをお伝えしていきます。

森山:具体的には、8つの基礎セミナーで今平井が話したような本質的に理解しておいてほしい考え方や知識、wevoxの数値の見方やレポートの作り方などの実践的なノウハウを教えていきます。この8つの基礎セミナーを受講するだけでも、組織開発に対する適切な思考回路と実践的なスキルはかなり身につきます。さらに、それに加えゲストを招いた特集セミナーなども定期的に実施しています。

平木:wevoxという同じプロダクトを使い、「いい組織をつくっていきたい」という共通の目的を持った人たちがEngagement Run!に集まってきています。交流イベントをはじめ、このスクールがある種の“コミュニティ”としても成長してほしいという思いもあります。

いろいろな参加者が、経験談や課題感を話し合い、励ましや知識の共有をして、「よし、明日はあれをやってみよう」「明日もがんばってみよう」とエンパワーメントされる場にもしていきたいのです。そのために、コミュニティ的なイベントや企画も、今鋭意準備中ですので、楽しみにしてほしいです。

「エンゲージメントが高い組織は必つくれる」

―wevoxとしても新たなチャレンジですね。

森山:そうですね。私はwevoxの立ち上げ時から、「エンゲージメントが高い組織は必つくれる」とずっと信じています。実際に、多くの企業がwevoxをきっかけに、エンゲージメントを高めていく事例を見てきました。大事なのは正しいスキルと、「絶対にいい組織にする」という信念です。ぜひ、Engagement Run!でこの2つを獲得していただいて、参加者の方々に現場からどんどん組織を変えていく事例を生み出してもらいたいです。

平井:カスタマーサクセスとしてこれまで多くのお客様と接してきましたが、「どうすればいいかわからない」「いろいろ手は打っているけど、いいのか悪いのかもやっとしている…」という方は多くいらっしゃいました。そういう人にこそ、このEngagement Run!に参加してほしいと思っています。

もやっとするのは、「もっと組織をよくしたい」という思いがあるからこそ。そうした人たちに1つでも多くの「なるほど」を届けたいですし、同時に勇気も与えたい。そんなセミナーとなるように、一回一回心を込めて実施していきたいです。

平木:先ほどもお伝えしましたが、今現在の知識や経験は気にしなくて大丈夫です。私はこれまで、カスタマーサクセスとして多くの企業と接する中で、できるだけ寄り添うような存在でいることを心がけてきました。このEngagement Run!も同様に、参加していただくみなさんに寄り添うようなスクールにしていきたいと思っています。

あと、このスクールには「ハビー」というキャラクターがいるんです。このハビーには、ハチが蜜を運ぶように、Engagement Run!で学んだことをそれぞれの組織に持ち帰って実践してほしいという思いが込められています。もちろん、私たちもハビーになって、みなさんにいろいろな知識や経験を提供するために“飛び回り”ます。

分かりやすいように私たちは「講師」と名乗っていますが、参加者のみなさんと我々は「いい組織を生み出すための1つのチーム」でもあります。ハビーのようにチャレンジしてくチームとして、この新たな挑戦に取り組んでいきましょう。

Engagement Run! 紹介ページ

ABOUT COMPANY企業情報

株式会社アトラエ

主な事業: 求人メディア『Green』の企画・開発・運営、ビジネスマッチングアプリ『yenta』の企画・開発・運営、組織改善プラットフォーム『wevox』の企画・開発・運営
設立年月日: 2003年10月24日

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