各種ツールを活用した中途入社社員早期定着化の仕掛け

LECTURER

株式会社グロービス
コーポレートエデュケーション部門
シニア・コンサルタント
末吉涼氏

このアクションの目的は…

メンバーの特性を多面的に可視化し、相互理解のスピードを速める。

このアクションの実践方法は…

各種ツールを活用し、新しく入社したメンバーについて多面的な理解をする機会を設けることで、組織への早期定着化を図る取り組みを行っています。各チームが状況に合わせてツールを使い分けていますが、代表的なものとして3つのツールを紹介します。

①Profile XT

プロファイルズ社が提供している人の資質を測るアセスメント。対象者がどのような行動をとることを心地よく感じるかを客観的に測ることができます。

Project XTのメンバー分布図例

②ライフラインチャート

幼少期からの出来事を振り返り、自身のモチベーションが上下した出来事を図示します。

③ストレングスファインダー

ギャラップ社が提供している人の「強みの元=才能」を見つけ出すツール。

実践するときのマネまねPoint

結果を「共有すること」ではなく、ツールの結果を「題材として対話を深めること」を重要視しています。そのために以下3つの工夫が重要だと思います。

(1)リラックスした環境で対話する
社外など対話に集中できる環境を整えることを重要視しています。

(2)全員が毎回自身の結果を共有する

新人だけではなく、既存メンバーも毎回自身の結果を共有します。こうすることで新人も含めたチームの多様性を俯瞰して捉えることができます。

(3)表面的な事象の背景にあるストーリーに着目して対話を深める

表面的なスコアが類似していても、その人にとってそれがどういう意味を持っているかは、各個人により違います。

チームがこんなに成長しました!

特性を多面的に可視化し、その背景について対話をすることで、短期間でお互いの考え方や行動パターンについて理解することに寄与しています。 新しく入社したメンバーからは、「普段の会話では理解しきれていなかった、ほかの方の考え方や価値観が具体的に知れて良かった」や「チームでの自分の強みの活かし方がイメージできるようになった」などの声が聴けています。また、現在継続的に新しい方が入社されている状態のため、毎回相互理解の場を設けることで、新規メンバーの加入により、チーム全体のバランスがどう変化してきているかを全員で認識できるという利点もあります。

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