支援しすぎないマネジメント

LECTURER

株式会社トライバルメディアハウス
ソリューション開発部 部長
高田 聡太氏

このアクションの目的は…

「調べる・考える」経験を通して、エンジニアの勘所を掴むこと。

このアクションの実践方法は…

これは自分の経験も踏まえてですが、エンジニアは成功も失敗も関係なく、経験を沢山踏むことが本当に大事だと思っています。メンバーが分からないことをただ教えるのでは、「なぜその選択をしたのか?」という、意思決定の勘所を学ぶ場を奪ってしまうことになり、それではメンバーがエンジニアとして成長することの妨げになりかねないため、自分はすぐに正解を言わず、自分で調べたり考えてもらうようにしてメンバーと関わっています。

具体的には積極的に「困ったことはない?」と聞かないようにしたり、(正解だけを言わず)周辺知識や関連情報などを教えて、一旦考えてもらうようにしています。

実践するときのマネまねPoint

当然、メンバーからは「こんなに大変なのにすぐに助けてくれないのか」といった不信感に似た反応はありました。そういったメンバーの反応を見て、行動だけでなく自分の考えやその背景もしっかり伝えて理解してもらうことが大切だと思い、メンバーに自分の思いを自己開示した。「面倒だから正解を教えない」のではなく「先に正解を教えてしまうと、正解にたどりつく思考の機会を奪ってしまう。だからすぐに直接的な正解を教えない」ということが伝わるように、メンバーと日々コミュニケーションを取るようにしています。当然ながら自分も知らない技術や問題は沢山あるので、そんな時は、メンバーと一緒に調べ、考えるようにしています。

チームがこんなに成長しました!

自分への相談の質が変わりました。「この問題のこの点について、こう考えているが相談させてほしい。」といった、質問内容や課題が明確な相談内容に絞られるようになりました。経験が浅いところを調べるような時は、まだ「どこを調べたら正解にたどり着きそうか」といった勘所がないので、その分時間がかかってしまうケースはもちろんあります。しかし、この「正解ではないものは何か?」を知る過程が学びになるのであって、エンジニアの成長に欠かせない時間でもあるから大事にしていきたいと思っています。