このアクションの目的は…
wevoxのチームスコアを共通言語として、メンバーと1on1の目的意識をそろえることで、チームの現状と自身のギャップをどのように埋めていくかを当事者意識をもって考えさせる。また、スコアの項目をもとに定性的な目標や方向性を示すことで、各自が自走できる状態をつくる。
このアクションの実践方法は…
1on1は以下の流れで実施。
① 毎回、冒頭で1on1の目的を上司側から提示する。(確認の意味を含めて)
② チーム全体の各エンゲージメントのスコアをシェアする。双方でチームの状態について共通認識をつくる。
③ チーム全体の各エンゲージメントのスコアに対して、1on1をしているメンバーの状態を確認する。具体的にはチームの平均エンゲージメントのスコアに対してスコアを高くつけたか低くつけたかを確認する。※あくまで平均に対する高低のみで個人のスコアは開示しない、上司側も特定しないという前提を持つ。
④ ③を基に次の1on1までにギャップを埋めるための定性的な目標を設定する。このとき、上司が押し付けず、メンバーに考えさせることが大切である。
⑤ 普段の業務や1on1のプロセスの中で称賛できる言動は称賛する。
実践するときのマネまねPoint
・適切な称賛や承認を実施する。メンバーにネクストアクションを考えさせるための共通認識を持つツールとしてwevoxのスコアを活用する。この2つを行うことにより、メンバーと上司の間の定性的なやりがい&達成感に関する認識をそろえていくことができ、対話がしやすくなる。
・メンバーがwevoxスコアについて上司が真剣に向き合ってくれていることや有意義に活用されていることを認識できるため、当事者意識をもってwevoxに取り組んでくれる。
・メンバーがチームの状態を意識して把握するようになる。
※ただし前提として、本人がスコアの高低を本音で開示できるような信頼関係が必要となるため、1on1の場以外での日頃のコミュニケーションも重要となる。
チームがこんなに成長しました!
この1on1を実施するようになってから、著しく承認、自己成長スコアの数値が向上した。それに付随して、人間関係、支援、自己成長が伸長傾向にある。業務における数字以外のやりがいや達成感の設定や普段何気ないことを改めて称賛し、さらに今のチームの状態とメンバー自身の状態のギャップを一緒にみることで、所属するチーム内での役割、メンバー自身のやりがい、成長を見出す動きへとつながり、スコアにも顕著に出ているように感じられる。