相互理解ワークショップを効果的に行うコツ

円滑な社内のコミュニケーションには、メンバー間の相互理解が大変重要です。ただ、それをどのようにして実現したらよいのか、誰もが頭を悩ますところ。ホワイトプラスでは、グループごとに自己開示のワークショップを開催し、大きな効果を挙げています。

LECTURER

株式会社ホワイトプラス 組織開発グループ 髙見唯樹氏

2012年新卒でリクルートライフスタイル入社。ホットペッパーグルメ営業→人事→じゃらん営業。人事では新卒採用/中途契約社員採用を経験。中途契約社員採用ではQ100名採用。2015年GMOアドパートナーズへ転職。グループ複数社の中途採用では年間100名以上採用。2017年7月よりホワイトプラスにジョイン。採用・採用広報・研修・組織活性に従事。

ホワイトプラスでは相互理解を深めるために、各グループ単位全員で行うワークショップを実施しています。

方法としては、最初に社内掲示板ツールを利用して、各メンバーにパーソナリティを深掘りする質問への回答を記入してもらいます。質問項目としては、例えば「自分の強み、弱み」「ホワイトプラスに入った動機、成し遂げたいこと」「仕事のテンションが上がるときはどんなとき」「私が大切にしている価値観」などといった内容です。

そして、記入した内容を、改めてメンバー全員に自分の口から説明する場を設けます。発表は順番に1人ずつ行います。Aさんの発言が終わったら、「もっと聞いておきたいこと、ありませんか?」とみんなに聞き、それが終わったら「ではBさんお願いします」といった形で進行するのです。

自分のことについて、ポジティブな面もネガティブな面も率直に、具体的に伝えることで、仕事を効率的に進めるヒントになったり会話のネタになったりして、全体のコミュニケーションが活性化します。また、各自が今後のビジョンを共有することで、これからやりたい仕事をチーム内で補完し合い、フォローシップにつながります。それによって、チーム内でトラブルが起こったときや辛そうなときなどに、より支え合うことができるようになるのです。

ただ、自分のことを話したがらないメンバーも、半数くらいはいます。そのような人がいる場合は、人事がファシリテートして話しやすい雰囲気にするよう努めています。質問する側が聞きづらそうなことをあえて人事が質問する、ということもあります。自発的に全員が発言するのが理想ですが、やはり、ファシリテートは必要だと経験上思います。

また、ワークショップの目的を理解してもらうことも大切です。そのために、説明用の資料も作っています。なぜこの会が必要なのか、何のためにやるのか、ということですね。こうした目的の共有は、毎週金曜日に実施している 全社週会を通じて、役員から伝えるようにしています。ブレをなくし、目的を効果的に伝えるための方法です。

ワークショップを始める前は、各自の準備もそれなりに大変ですし、自分をさらけ出すのが嫌と思うメンバーもいましたが、終わった後、ほとんどの人が笑顔で「面白かった」と言ってくれます。実際、私たちのチームでもこの会のおかげでメンバー同士ランチに誘いやすくなりました。これまではランチは親しい2、3人で行くことが多かったのですが、このワークショップをきっかけに大人数でランチに行く機会が増えています。相互理解のワークショップをきっかけに、会話の輪も広がって、自己開示しやすい環境につながっていると思います。