エンジニア向けOKRの設定法

【このアクションはこんな人にオススメ】
・OKRを有効活用したい
・エンジニア向けの目標管理方法を知りたい

LECTURER

マッチングッド株式会社 開発部 リーダー 尾越一輝氏

学生時代にマッチングッド株式会社で開発の現場を経験。上智大学卒業後、国内最大手の銀行グループのシステム開発会社に入社し、約2年間、銀行システムの開発を行う。その後、マッチングッド株式会社にヘッドハンティングされ入社。現在は開発部長として、システムのリニューアルプロジェクトを主に推進している。

マッチングッドでは5カ月前にOKRを導入し始めました。

OKRを設定するにあたって最初に行ったのが、Objectiveを設定するためのヒヤリングです。各メンバーとの1on1において、日頃の業務の中でどういった課題を感じているかを聞いたのです。それから、社長とも私たち開発チームの課題や求めていることについて話しをしました。そのようにして聞いた様々な意見を参考に、Objectiveは「開発効率を上げる」としました。

次に、Key Results(KR)の設定です。KRを設定するにあたっては、各メンバーのアウトプット量を数値化しました。具体的には、GitHubのプルリクエスト数を月平均してどれくらい出せているか、をリスト化したのです。

その数値をもとに、KRは「GitHubのプルリクエスト数を半年でこれぐらい達成しよう」という形で各メンバーに設定しました。目標数値は「難しいかもしれないけど、頑張れば達成できそう」な数値を各メンバーの能力に合わせて設定しています。いわゆる、ストレッチ目標というものです。

ストレッチ目標と言っても、各メンバーの能力に合わせてどの程度高めの数値を設定すればいいかわからない、という人もいると思います。私は、1日単位で達成できそうな数値をまず仮説として立て、それを半年間続けるとこれぐらいだな、というスタイルで設定しました。いきなり半年間という大きな時間の枠の中で数値目標を考えても難しいですが、1日という枠の中で考えそれを積み重ねる、というやり方はオススメです。

設定したOKRは、全メンバーにオープンにしています。メンバー同士がお互いの目標を知ることで、サポートやフォローする機会が生まれやすくなるからです。

私はOKRを導入する上でのポイントは「KRは必ず数値化する」ということだと思っています。そのために、各メンバーの仕事のアウトプットを数値化し、能力を把握することから始めるといいでしょう。