状況把握と話しやすい場づくりで本音を引き出す

メンバーの成長をサポートするために、1on1でどういう質問をすれば、より本音を聞き出せるのでしょうか。SmartHR 代表取締役 宮田昇始さんに、1on1で話す内容や場づくりについての工夫をお伺いしました。

LECTURER

株式会社SmartHR 代表取締役CEO 宮田昇始氏

2013年に株式会社KUFU(現SmartHR)を創業。2015年11月に自身の闘病経験をもとにしたクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を公開。利用企業数は公開後1年半でおよそ5,000社にまで拡大。IVS、TechCrunch Tokyo、B Dash Campなど様々なスタートアップイベントで優勝。HRアワード 2016 最優秀賞、グッドデザイン賞 2016、東洋経済すごいベンチャー100にも選出。

1on1を行うとき、私はいくつか決まった質問を最初に聞き、状況把握から問題点を見つけるという流れを意識しています。

最初の質問は、「ここ1カ月の感じを天気で表すと晴れ、雨、くもりのどれですか?」という内容です。答えてくれた天気に対して、「晴れなら雲はどのくらいありますか?」「雨の要因を教えてください。」「降水確率は何%ですか?」と、天気に例えて状況を把握していきます。

状況を把握できたら、次は問題点を見つけるための具体的な質問をしていきます。「今の自分の仕事に点数を付けるとしたら何点ですか?」「(70点なら)30点足りない理由は何ですか?」「100点取るためには何が必要ですか?」というように、点数で自分を振り返ってもらうことで、その後の質問も進めやすくします

本音を引き出すには、質問の仕方はもちろんですが、場づくりもとても重要です。最初にリラックスできる空気をつくり、「この場は評価と関係ないし、思っていることを気軽に話してください」「無理にモチベーションを高めなくても大丈夫ですよ」と伝えています。こうすることで、メンバーは安心して、現状をありのままに話せるようになると思います。

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