1on1の場で紙に思いを書いてもらい本音を引き出す

メンバーの本音を引き出すために、コミュニケーションを取ったり、定期的な1on1などを実施している組織が増えてきました。しかし、なかなか本音を引き出せない、何を話したらいいかわからないと、悩む場面もあるのではないでしょうか。delyでは、メンバーの本音を引き出すために、1on1の場で、ある工夫をしているそうです。

LECTURER

dely株式会社 CTO 大竹雅登氏

2013年、インド・バンガロール、シリコンバレーでインターンを経験。帰国後に飲食店の自動予約システムを開発し事業化を試みるが拡大が困難と判断し断念。
2014年初め、弊社代表の堀江氏と出会いdely株式会社を共同で創業。iOSアプリ、サーバサイド、データ解析など開発業務全般を担当。現在はCTOとしてプロダクト責任者。

delyで実施している1on1では、その場で思っていることを紙に書いてもらうことで本音を引き出す工夫をしています。

以前の1on1は、スプレッドシートなどを使って前日までに議題を記入しておく、というオペレーションでした。しかし、このオペレーションだとやる気を見せるためにたくさん書いたり、それほど重要に思っていないことを書いたりする傾向が目立ちました。それでは、1on1の場で直接「本音を話してください」とお願いしたところで、なかなか本音は聞けません。

そこで、最初の30分で半年前から直近1カ月の間で思っていることを、その場で紙に書いてもらうというオペレーションに変えました。紙には、「うまくいったこと」、「うまくいかなかったこと」、「もっとやれると思っていること」を3つずつ書いてもらい、そこで出てきた内容について話すのです。こうすることで、本当に重要だと考えていることにフォーカスできるようになったと感じています。

書いてもらったことへのフィードバックで心がけているのは、メンバーの将来をしっかり見せること。仕事に対する多くの悩みは、先が見えないことにひも付いています。「自分では得意だと思っていることができていない」と考えることで、先が見えなくなり悩んでしまうのです。そうした本音を聞き、本人のやりたいことと業務に明らかなズレがあった場合は、次の日から業務を変えています。本人の成長にとって重要だと感じた改善策はすぐに実行する。ただ、本音を聞いて終わりにはしません

ABOUT COMPANY企業情報

dely株式会社

主な事業: レシピ動画サービス『kurashiru [クラシル]』の開発・運営
設立年月日: 2014年4月
従業員数: 90名
(※2019年9月時点)

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